のれんと仕草
ふと思う。サッカーW杯の控室には、こののれんをかけてみたらどうだろう。
掛けた所でどうなるわけでもないし、表に面してつけたら、
たぶん作戦が筒抜けになるから、まったくだめだし。
でもなんだ、間違いなく、日本的と言うか、
日本人だからとを言うか、兎に角、どっかしらにかけて欲しいな~と言う願望がある。
誰に対して、何に対して盛り上がるかと言うと、完全に愛国心だ。
サッカー日本代表だからこそ、そういう物をつけていて欲しいではないか。
そこで、ザッケローニが、のれんをくぐる。
よーし、ミーティングを始めるぞって暖簾をかき分けて選手たちに支持を与え始めるわけだ。
選手たちは、鼓舞される。切り替えと言う意味では、最高なのではないかと思う。
あの暖簾をくぐると言う仕草は、何処か特殊な行為だ。
そして、たった一枚の布が、世界を隔てている。
それが実に日本的な姿だと言える。
そうしたちょっとした雰囲気を生み出すのが日本的であると言えるし、
そこにあるのは、ちょっとした心遣いではあるけど、
日本人が持つ、詫び寂びと言うのだろうか、そう言ったものだ。
そこにあるのは日本が誇る、インテリアであり、
境界を生み出し、仕切りを作りだす事を簡単に出来る、のれんである。
結果的にのれんは、純和風の日本的な物であるから、
いつまでも廃れる事なく、使われている事を考えると、
やっぱり、日本代表の控室に付けても良い気がするけどね。
だって、楽しいではないか。そう言うのって。
何より、のれん人気が確実に上がる。
これはすごい!